2010年11月13日土曜日

旅日記<12> - まばらな木々

そう、ロンドン動物園は、リージェントパークの一角にある。動物園までバスで
行く手もあったが、時間がないときは徒歩に限る。時間が読めるし、い ざと
なったら走ることもできる。
という訳で、公園の中、20分ほどの道のりを往復したのだった。
  
帰り道、眺めていて感じたのは、木々がまばらだということだ。広葉樹だから足
下は幹だけだし、そもそも間隔が空いている。それがいいのだなあと 思ったのだ。
日本の森は木が主役だ。しかし、こちらは芝が主役であって、木々は脇役であ
る。だから平面的な拡がりが見える。それがいいのだと思うのだ。
 
教会に行くと、皆天井を見上げる。湖や海があれば、皆それを見る。
壁のような垂直のものは、平面的な拡がりを持つものと比較して魅力に欠けるの
ではないか。大胆な物言いだが、そういうことを考えた。

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