2010年2月19日金曜日

講評会を終えて...Is yours a best solution?

昨年に引き続き、卒業制作の講評会が行われた。私は、途中、入ったり抜けたり
しながらの参加。その中で記憶に残っているのが、「今年の学生はみんな頑固だ
から。」というT先生の一言だった。
 
頑固というのが、私は嫌いではない。一つのことにこだわり続けるのが成果を生
むこともあるだろう。しかし、T先生が言っていたのは、最初のアイデアに固執
する傾向のことだった。
 
有名建築家だって、さまざまなスケッチをしながら、さまざまな可能性を探るだ
ろう。その過程では、形は大きく変化することもある。そういう変化が見られな
いのだとすると、問いたい。
「それは、最高なの?」
 
で、やってみたらいいと思うのが、フランクリンが開発したという、功罪表だ。
これは、非常に単純なもので、右に○、左に×を書いたら、その下にいいことと悪
いことを箇条書きにしていく。本来は、その○と×の項目をちょうど同じぐらいの
価値と思うものどうし線を引いて消していき、最後に○の項目が残れば採用、×の
項目が残れば不採用とやる。合理的な判断をサポートするツールだ。
 
もちろん、そうやってもいいが、○と×の項目が意識されたら、×を減らすにはど
うしたらいいか考える。そういうときにも役立つだろう。眺めながら別のアイデ
アを思いついたら、同様にやってみて○の数を増やしていく。そういうことを繰
り返すと、betterな提案に近づけるのでは。
そんなことを考えた。

西洋人は、あの音を気にしない!?

3年生のゼミでputit surveyというのをやった。「小さな調査」をやって、4年
生の卒業研究の予行演習をやってみようというものである。
 
その中の一人が、音姫についてやったのだが、そのプレゼンの時に、排尿時の音
を気にするのは日本人だけだという話をしていた。
中国人は扉のないトイレに列を作って利用するとか、子供はそもそも排泄に嫌悪
感はないとか、つい200年くらい前のヨーロッパやアメリカの都市には豚などが
徘徊していて、糞尿も窓から投げ捨てた、貴族たちは糞尿を避けるために高下駄
だか厚底だかの靴を履いており、庶民は糞尿を投げて遊んでいたとか。そういう
ことを考えれば、音くらいなんでもないのかもしれないが、音を気にするのは日
本人だけだとすると、なかなかに文化的な話だ。
どうして気にするようになったのか。
 
その他も含め、全6編。putit surveyは以下のアドレス。
http://www.jissen.ac.jp/kankyo/lab-maki/student/p-survey/p-survey0900.html

2010年2月4日木曜日

健康寿命

varonさんより、コメントを頂きました。
日本は健康寿命なるものも世界一ですよと。つまり、介護を受けずに自立して暮
らせる時間も、世界一ということです。たいへん、うれしいご指摘でした。
→2010年1月4日月曜日「作られた長寿大国日本 」に対するコメントをご覧ください。

しかし、以下のページを見ると、先進国では平均6.4年も介護が必要な状況のよ
うです。
http://www24.big.or.jp/~keiyousi/kenmin/choujyu/choujyu.htm

自分の晩年を考えると、ぞっとしないなあと思いました。
母が聞いてきたところによると、栄養補給は延命治療ではないのだそうです。一
般的な治療。食べられなくても生きていってしまう。そういう状態になるとき
が、自分にも来るのでしょうか。

varonさんは、健康日本21という国の政策でも取り上げられている?「ピンピン
コロリ」という言葉についても教えてくれました。思い通りに死ぬ秘訣なんてあ
るのかなと思いつつ、簡単に調べてみたのですが、要は、食事や運動に気をつけ
て健康を維持し、できるだけ人様の世話になる期間を短くしようということのよ
うです。それならできそうです。

私はやせ形なのに高血圧気味。食事にもっと気を遣わないと、ピンピンの期間を
長くできないですね。

varonさん、ご指摘、大変ありがとうございました。参考になりました。

 「ピンピンコロリ」については、下記のページを読んでみました。
http://www.asotk.com/healthinfo/rensai/satoh/