2009年6月23日火曜日

内定の取れる学生

ある大手企業の人事部長だった方に話を聞く、そういう1コマがあった。
そこで話された「こういう学生を採用したい。」という人物像は、簡単に言え
ば、「謂われたことをやるだけでなく、自分で課題を見つけて解決する経験を積
んだ学生。」ということになるかと思う。
居酒屋でバイトをしていてトイレが気になり、綺麗に清掃するだけでなく、壁紙
を変えたり、飾り付けをしたことが、たまたま見に来た社長の目に留まり、
チェーン店すべてのトイレを変えることになった。その経験が売りになり就職が
決まったという学生の話があった。どうも、会社は仕事を見つける人を好むらしい。
「バイトを一生懸命続けた人の評価は高いですか。」という質問には、「さほど
でも。もっとも短期でやめる人は論外。」という答えである。謂われたことをや
るだけだと、一生懸命続けても、高評価には繋がらないらしい。
 
もちろん一生懸命やることは大事で、前提なのだが、そこに問題解決能力という
か、そういうものが付け加わっていて欲しいらしいのだ。
 
大学は、卒業研究というのがあって、自分で課題を見つけて、それを探求するこ
とを求められる。いや、製図の授業などもそうだし、レポートを書く時だってそ
うだ。前日に思い出して、やっつけで書き上げるのならどうしようもないが、も
う少しじっくり取り組むのであれば、問題点を整理し、それについていくつかの
改善策を考え、評価し、提案する。そういうプロセスを体験することだろう。
 
...ということで、勉強の薦めなのでした。

ちょっと話がうますぎるかな。たとえば、コミュニケーション能力も大事だと思
うけど、一人でやっている分には身につきにくいものねえ。
そういう面はあるにしても、勉強するのは、いい訓練なのだろうと思います。

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