先日、卒業生が遊びに来てくれた。家具販売の現場で経験を積み、今は接客だけ
でなく、納品、売り場の商品構成、他店との差別化といったことまで関わってい
るようだ。活躍、頼もしい限り。
しかし、昨今の大不況の影響は否めず、売り上げは厳しいらしい。ニトリとどう
差別化を図るかが問題だが、中・高級志向を取るにしても、顧客の絶対数の問題
があるから、なかなか大変だということらしい。
そう聞いて思いだしたのが、お袋の教えである。
「いいものを買って、長く使いなさい。」
両親が家を建てて四十と三年が経つ。その時買ったテーブルと椅子、絨毯、ベッ
ド、毛布などは未だ健在である。「いいものは長持ちだ。」というのである。
確かに、いい家具は高い。だが、10年ごとに4回取り替えるのであれば、40年使
う代わりに4倍の値段のものを買ってもいい。そういう計算もあながちおかしく
はない。
もうひとついいことがある。それは「気に入ったもの」を買える可能性が高まる
ということだ。私は選ぶときにはいろいろ吟味するが、「これでよし。」と思っ
たら、それでいくことにしている。そして、それを愛でることにしている。気に
入ったものと過ごす生活は、気に入らないものと過ごす生活より、ずっと居心地
がいい。人間関係と同じですね。
...ということで、「いい家具は高い→買ってもらえない」という連鎖を断ち
切るには、いいものを見分ける目と、それを愛する心と、実は其処に合理性があ
ることを理解してもらう教育が必要だと思うのであった。
と、最後はたいそうな言い回しになったが、これを読んだ人がじっくり選んだ家
具を買ってくれるようになることを祈りつつ。彼女のキャリアが順調であること
を祈りつつ。
おしまい
こんにちは。
返信削除学生に下記のどれを選ぶかを尋ねたところ、
(C)は皆無でした。長く使えるのですが・・・
ちなみに、パナソニックの(B)は、あるようでなかった調光器にも対応する電球形蛍光ランプです。
(A) 一般電球(東芝 ホワイトランプ)
定格寿命:1,000時間
消費電力:60W
値段:100円
1ヶ月あたりの消費電力: 12.6kWh
1ヶ月あたりの電気代: 277円
1ヶ月あたりの二酸化炭素排出量: 4.79kg
(B) 電球形蛍光灯(パナソニック・パルックボールスパイラル<調光器対応形>)
定格寿命:6,000時間
消費電力:14W
値段:1,160円
1ヶ月あたりの消費電力: 2.94kWh
1ヶ月あたりの電気代: 65円
1ヶ月あたりの二酸化炭素排出量: 1.12kg
(C) LED電球(東芝・E-CORE高出力LED電球)
定格寿命:20,000時間
消費電力:5.3W
値段:8,400円
1ヶ月あたりの消費電力: 1.11kWh
1ヶ月あたりの電気代: 24円
1ヶ月あたりの二酸化炭素排出量: 0.42kg
※計算条件
・値段は、オール☆ライト(楽天市場)による。
・1日当たりの使用時間を7時間とする。
・電気代は1kWh=22円として計算。
・二酸化炭素排出量は、東京電力HPを参考に計算。
うーん。まだなじみがないということですかね。
返信削除私は演色性(※色が昼間の光の下で見たときと同じように見えるかの程度くらいに思ってください。厳密には違いますが)が気になります。後はイニシャルコストでしょうか。