2011年9月21日水曜日

本のメモ:いいたいことがいえる人、いえない人

松本幸夫「いいたいことがいえる人、いえない人」太陽企画出版
 
最近、Blogに書き込むことが少なくなり、本を読んだ時のメモになりつつある。
今回のは、友人関係とかを考える季節の娘にと思い、でも彼女は読まず私が読ん
だという本。図書館で借りたので、少し古いです。
 
でも、中身は非常にいいと思います。
アサーション(assertion:断言, 断定, 主張)ということについて書いてある
のですが、要するに、言いたいことがあるのに諦めてだんまりを決め込むのでも
なく、自分の意見を押しつけるのでもな い、そういう言い方ができるようにな
れるといいよね、ということです。
 
アサーティブになれる5大ルール
(1)日頃のコミュニケーションをよくする
(2)代替案を示す
(3)クッションの役割を果たす言葉を用いる
(4)アイ・メッセージ(I message)を使う
(5)相手を決して否定しない
 
 字面からも意味はわかるだろうけれど、(4)はわかりづらいかもしれない。
「あなたは何々だ。」と言わず、「私はあなたが何々だと思う。」とい うよう
に、自分がどう考えているか、感じているかという表現にすることだ。状態とし
て述べる(ex.「あんた、最近たるんでるよね。」のではな く、感 じたことと
して述べる(ex.「私は、あなたが最近何事にも熱心でないように思う。」)こ
とで反論しづらくするという効用があるらしい。
 反論しあうのではなく、まず気づきを認めてもらうということだろうか。
 
 そう考えて来ると、他のものも反発を買って言いたいことを理解してもらえな
いという事態を避けるための知恵だとわかる。人間って、よっぽど自尊 心が強
くて、人の言うことを聞きたくないみたいだね。

 自分では、こういうことにそれなりに気を遣って話しているつもりなのだが、
相手はどう思っているだろうか。
 一番の問題は、子供ですな。どうも、子供にはこれらの適用がルーズになりが
ちなような気がする。娘にも、本を読ませることに失敗したし、それ は、この
5項目とも関係があるかも...と、若干反省してみる父でありました。
 
PS.
 あともう一つ、相手の立場だったらどう感じるかという視点を入れることも、
アサーティブになるためには重要だと思う。これは、私の気づき。

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