2009年12月20日日曜日

ローテクでGo!

前回、太陽光発電はエコでない可能性が高いという話を書いた。
では、何がエコなのか。たとえば、太陽熱温水器などは、いいと思う。メカが単
純だからだ。太陽光を熱エネルギーに変換するのに、複雑なシステムはいらな
い。黒い容器に水を張っておくだけでもいいし、日向ぼっこだって熱エネルギー
への変換だ。ローテクには、経済的だという利点、修理がしやすいという利点、
誰もが理解しやすいという利点がある。
ある環境設備学のテキストには、太陽熱温水器は4〜7年で償却できると記載さ
れていた。太陽光発電だと少なく見積もっても15年は掛かるだろう。その間に部
分的にでも壊れたら、ますます延びる。電気系統のメカは、脆弱だから屋外環境
ではそんなにもたない。
だから太陽光発電には補助金がいるのだ。コストダウンするには大量生産が必要
だという段階はすでに過ぎた。それなのに補助金を必要とするのは、メカニズム
として困難があるために安くできないのだと推察する。

上述のテキストには、しかし太陽熱温水器は減り続けているとあった。その理由
は、見た目の悪さである。屋根面にポコッと載せた形態では、確かにまずかろ
う。屋根と一体化したデザインが望まれるし、実際、そういうものも出てきてい
ると書いてあった。私は授業で、太陽光発電するより、断熱と太陽熱温水器を
やった方がエコだと思うよ、と話している。確実に石油の消費量を減らせるからだ。

ローテクとハイテク。ハイテクの方が格好良さそうであるが、大局的に見れば
ローテクに意味があるケースも多いと思う。

※昨日の朝日新聞に、ソユーズ(ロシアの宇宙船)の安全性がピカイチだという
記事が載っていた。40年前の技術をそのまま使用しているから経験・データがあ
ることと、メカニズムが単純であることが関係しているという解説であった。


太陽熱温水器
Wikipediaには、「受光した太陽光エネルギーの50%以上を熱として利用すること
が可能な、太陽エネルギーの利用技術の一種である。エネルギー変換効率が高
く、費用対効果が高く、耐久性等は高水準にある[1]。」とある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%86%B1%E6%B8%A9%E6%B0%B4%E5%99%A8

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