2009年4月27日月曜日

写ルンです!

昔、「写ルンです!」というレンズ付きフィルムが登場した時、それを友人に見せられた私は「しゃルンです」と読むのだと信じ込み、何といいネーミングなのだろうと感動した。
・「しゃ」には写楽にも通じる粋を感じるし、シャッター音を思い浮かべさせるような軽快さがある
・「ルン」というのは楽しげな高揚感を表している。このカメラを使うと楽しいことが起こりそう!というメッセージになっている
・「写ルン」だけだと名詞になってしまうが、「です!」を付けることで文章にして、メッセージ性を高めている
 完璧である。こんなコピー、滅多にない!

 その後、日を置かずに読み方の間違いを指摘され、幻滅した。「うつるんです」では、普通ではないか。「安物だけど、うつるんです」と取られてもいいのか。はー、何の感慨も湧かない。

 けれども、私の解釈は間違いとして片づけられる運命にあるのだった。


...写真の撮影方法をゼミでやって欲しいとある学生に言われ、どんなことを話そうか考えていた時に思い出したお話し。

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