その中で、リンドバーグテストを紹介した。ある図形と色が似ている対照図形と
形が似ている対照図形のどちらを似ていると感じるか。そこから色と形のどちら
に着目しやすいかを判定するテストである。
これまでの経験では、圧倒的に形派が多い。元ネタである近江源太郎先生の
「「好み」の心理」には5つの図形が掲載されているが、それと類似した画像で
試したとき、建築学科ではほぼ100%が5つとも形が同じものを選んだ。
私は色が同じ方を2つ選んだから、ずいぶんと「色派」だと思ったものだ。
ところがである。
今回は3つ以上色が同じサンプルを選んだ学生が半数以上いた。
芸術は、形より色に反応することで成立しているらしい。
画家と建築家は相容れない職能なのかもしれない。
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